レーザー共鳴イオン化法によるガドリニウム原子ビームの準安定準位占有率分布の測定

Measurement of metastable population distribution in gadolinium atomic beam by laser resonance photoionization method

小倉 浩一; 柴田 猛順

Ogura, Koichi; Shibata, Takemasa

電子ビームの加熱蒸発により生成したガドリニウム原子ビーム中の準安定準位占有率分布をレーザー共鳴イオン化を用いて測定できた。準安定準位占有率分布はボルツマン分布をしており原子励起温度を決めることができた。原子励起温度は蒸発面温度よりもはるかに低く、原子ビームの並進温度と非常に近かった。これは、蒸発面近傍で蒸発原子が真空中へ膨張冷却するとき原子の運動エネルギーと励起エネルギーのエネルギー交換速度が速いことを示していると考えられる。

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