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20%冷間加工したハステロイXRのクリープ特性

Creep properties of 20% cold worked Hastelloy XR

倉田 有司; 中島 甫

Kurata, Yuji; Nakajima, Hajime

20%冷間加工及び固溶化熱処理を行なったハステロイXRそれぞれについて、800、900及び1000$$^{circ}$$Cでクリープ試験を行った。得られた結果は以下のとおりである。(1)20%冷間加工材のクリープ破断時間は、固溶化熱処理材に比べ、800$$^{circ}$$Cでは長くなり、900$$^{circ}$$Cではほぼ同程度、1000$$^{circ}$$Cでは逆に短くなる。(2)破断延性は20%冷間加工材の方が低くなる。20%冷間加工材についてこの値は900$$^{circ}$$Cで最も低くなる。(3)固溶化熱処理材及び20%冷間加工材ともに高温では非古典的なクリープ曲線が観察された。(4)800及び900$$^{circ}$$Cでは20%冷間加工材の最小クリープ速度(Em)は固溶化熱処理材の1/20~1/50となるが、1000$$^{circ}$$Cでは逆に20%冷間加工材のEmは固溶化熱処理材の2倍程度に上昇する。(5)20%の冷間加工は、800及び900$$^{circ}$$Cではクリープ変形に対する大きな抵抗となるが、1000$$^{circ}$$Cではクリープ強度の著しい劣化をもたらす。

no abstracts in English

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