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磁気材料・磁気デバイス開発における中性子利用

How to use neutrons in development of magnetic materials and devices

武田 全康  

Takeda, Masayasu

中性子は双極子相互作用を通じて物質内部の磁気構造を直接的に調べることができるため、磁性研究にいまや必要不可欠なツールである。そのため、われわれの日常生活に深く浸透している磁性材料や磁気デバイスの開発研究にも大きな貢献を果たす能力を潜在的にもっている。しかし、これまで実用化された磁性材料や磁気デバイスの開発に中性子が直接的に関与した例はほとんどない。その原因としてさまざまな要因が考えられるが、大きなものとして、中性子のビームタイムが潤沢ではなかったため、どうしても自然科学の探究に偏ってしまい、ビームタイムを産業利用のために実質的に割けなかったことがある。J-PARCでは、現存の中性子源に比較して格段に大強度の中性子を利用することができる。さらに、利用体制の中に最初から産業利用が組み込まれているため、磁気材料や磁気デバイスの開発にも大きな威力を発揮するはずである。そのためには施設側産業界の双方で今から準備を始める必要がある。

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