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放射性コバルトによる体内汚染例

A case of internal contamination with cobalt-60

山岸 英雄; 福田 洋; 矢部 明

not registered; not registered; Yabe, Akira

1973年8月20日、JRR-3原子炉の重水ポンプ再組立て作業中に、作業者6名がコバルト-60で汚染した微粒子を吸入した。作業員6名のうち3名の鼻孔に汚染が発見されたので、直ちに作業員をホールボディカウンタで測定したところ、$$^{6}$$$$^{0}$$Coの体内汚染を確認した。ホールボディカウンタによる測定は作業員が吸入したと思われる時刻から約2時間30分後におこなわれ、被検者の胸部から腹部にかけて汚染を検出した。吸入した微粒子は肺にはほとんど沈着しないで、吸入後3日ないし4日には大部分消化管を経由して体外に排出された。この吸入粒子の体内での挙動は粒子径が20$$mu$$m(AMAD)と推定されたことから予測できた。被検者6名の胸腹部に測定された負荷量の最大値は0.26$$mu$$Ciであった。また観測された糞便中の排泄率の最大値は1.2$$times$$10$$^{-}$$$$^{2}$$$$mu$$Ci/hであった。これらのデータにもとずいて肺と大腸下部の被曝線量を計算し、それらの値も示した。

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