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高速二相流に関する研究,4; 大口径薄刃オリフィスの二相流出係数

High speed two-phase flow, 4; Two-phase discharge coefficient of large sharp-edged orifice

安達 公道

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軽水炉冷却材喪失事故における、破断口からの流出流量を算出するために用いられる、薄刃オリフィスの二相流出係数C$$_{D}$$の値を、ROSA-I実験のデータにもとずいて実験的に決定した。C$$_{D}$$と高圧貯槽クオリティX$$_{0}$$との関係は、X$$_{0}$$$$ast$$0の領域では、X$$_{0}$$に無関係に、与えられたオリフィス口径Dに対応して一定値となるのに対して、X$$_{0}$$=0の領域では、X$$_{0}$$の減少と共に、C$$_{D}$$が急激に増大して、最大1.5にも達することが確められた。ただし何れの領域でも、Dが大きいほど、C$$_{D}$$は小さくなった。この理由としては、X$$_{0}$$$$ast$$0の領域では、オリフィス直下流部での縮流の影響と共に、第2弾で指摘した、蒸気相のきつい過冷却現象の影響が挙げられ、とくに後者が支配的であると思われる。また、X$$_{0}$$=0の領域では、発泡の核となる気泡が不足するために、急激な減圧に蒸気発生が十分追従できないことの影響が考えられる。

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