北海道士幌の馬鈴薯照射施設の概要と照射コスト
Outlines of Potato Irradiation Facility in Shihoro and Irradiation Costs
佐藤 友太郎*
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1.5t容のコンテナーを用いて線量6~15krad範囲で1ヶ月10,000t照射できる馬鈴薯照射施設が48年12月高崎研究所の概念設計の下に完成し、49年1月約1万5000t照射うち約1万tを市販した。この施設は、照射棟、コンベヤ棟、管理棟よりなり、特徴とするところは、照射容量がきわめて大きく、かつ線量が6~15kradときめられ、線量均一性を2.5以内におさめなければならないことである。そのため、線源を円筒状にしたこと、その廻りを線源中心から5.5m内径をもつドーナツ状ターンテーブルを設け、その上にコンテナーをのせて照射し、両面照射を行った。このため線源利用効率は低くなったが、工場運営上はきわめてスムーズに行われた。そして設計通りほぼ照射することができた。照射コストは、照射量が予定の半分にすぎなかったためやや高いようであるが、これらを考慮すれば、ほぼ国際的な水準と大した開きがないと見てよいであろう。
no abstracts in English
- 登録番号 : A19744348
- 抄録集掲載番号 :
- 論文投稿番号 : 4090
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