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温州ミカンの放射線保蔵に関する研究,1; 官能的品質と貯蔵効果に及ぼす$$gamma$$線照射の影響

Radiation preservation of citrus Unshiu, Part 1; Effect of gamma-irradiation on organoleptic properties and reduction of spoilage during storage

渡辺 宏; 青木 章平; 佐藤 友太郎*

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温州ミカンの放射線殺菌のための線質を選定する目的で、$$gamma$$線および電子線で照射したミカンの風味の変化と、$$gamma$$線照射したミカンの貯蔵性について検討した。$$gamma$$線で50krad照射したミカンは照射直後にoff-flavorを生じるが、4$$^{circ}$$C7日間貯蔵すれば、非照射試料との間で有意差は認められなかった。また200krad照射しても貯蔵中にoff-fravorが減少する傾向がみられた。電子線では逆に甘味が増し、非照射よりも高い評価を与えた。カビの発生を抑制できる線量は200kradであり、3$$^{circ}$$C貯蔵で3ヶ月間はカビの発生はみられない。しかし低温貯蔵中でも照射によって表皮の褐変発生率は増加し、線量に依存した。低温貯蔵後室温に移すと200krad$$gamma$$線照射したミカンではカビや褐変の発生が増加し、さらに組織の軟化や萎縮が著しく、食用に絶えない程品質が劣化した。低温貯蔵後の室温貯蔵中での著しい品質の低下と、低温貯蔵中での褐変の発生を考えると、温州ミカンの殺菌には$$gamma$$線照射は適用できない。

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