Discharge cleaning experiment in the JFT-2 tokamak with surface observation by AES

オージェ電子分光法を用いたJFT-2トカマクでの放電洗浄効果実験

五明 由夫*; 田島 輝彦; 藤沢 登

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低トロイダル磁場でのトカマク放電による壁表面の清浄化効果を、放電特性の変化および壁表面、残留ガス種の変化を観察することにより、実験的に調べた。放電洗浄により、壁表面はリミターおよび壁材であるモリブデン、ステンレス要素、炭素、酸素、構成される平衡状態に達する。2500回の放電により、その平衡状態とともに、Zeff=4.5の安定で再現性のよいプラズマが得られた。壁表面サンプルには、前述と同様の要素のより構成される推積層が観察された。推積層厚さは、ベロー山位置サンプルの方が、それより3.4cmプラズマから遠ざかったサンプルに較べ、5~10倍厚い値であった。ここで調べた放電洗浄の効果とは、放電中の金属粒子の壁への推積と、放電休止期間中の残留ガス成分の壁への吸着とによって決定されると考えられる。

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