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Nuclear magnetic resonance and relaxation studies of molecular motion in acrylonitrile

NMRによるアクリロニトリルの分子運動性の研究

河西 俊一; 貴家 恒男; 武久 正昭

Kawanishi, Shuichi; Sasuga, Tsuneo; Takehisa, Masaaki

高圧下の放射線重合反応の測定で観測されたアクリロニトリル(AN)の液相内での相転移をより微視的に観るため、NMRを用いて常圧下で分子運動性の測定を行なった。ANの融点から常温の温度範囲で、高分解能ftNMRで、$$^{1}$$Hと$$^{1}$$$$^{3}$$Cの両方のスピン・格子緩和時間(T$$_{1}$$)と化学シフトを測定した。化学シフトはこの温度領域で連続的に変化したが、T$$_{1}$$は-26$$^{circ}$$Cで「折れ」を伴う異常な温度依存性を持った。以上の結果から、常圧下でANは-26$$^{circ}$$Cを転移点とする液相-液相転移を持つことが確かめられた。この転移は化学シフトの温度依存から、電子状態を含む分子の構造の変化を伴なったものでないことが言える。T$$_{1}$$を二つの分子運動-回転と並進運動の寄与に分けると、転移点では回転運動の変化の割合が大きく、この転移は分子の回転運動の変化が大きく寄与していると考えられる。

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パーセンタイル:63.15

分野:Physics, Multidisciplinary

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