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Chemical forms and specific activity of tritium extracted from neutron-irradiated Li-Al alloys

中性子照射したLi-Al合金から抽出したトリチウムの化学形ならびに比放射能

工藤 博司

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トリチウム製造実験用ターゲット物質であるLi-Al合金を原子炉で照射した後、真空中での加熱によって気相に抽出したトリチウムの化学形を同定し、比放射能を測定した。トリチウムは主としてHTおよびHTOの形で抽出されるが、それらの収率は抽出温度に依存した。790Kから990Kの温度範囲では、HTが60~70%を占めた。しかし、770K以下あるいは1000K以上では、70%以上がHTOであった。収率は低いが、CH$$_{3}$$TおよびC$$_{2}$$H$$_{2}$$$$_{n}$$$$_{-}$$$$_{1}$$T(n=1,2)も認められた。これら化学種の生成過程を検討した。一方、HTの比放射能も、抽出温度に依存して大きく変化した。これは、$$^{6}$$Li(n,$$alpha$$)T反応によって生成するトリチウムと、ターゲット中に不純物として存在するプロチウム($$^{1}$$H)の間に挙動の違いがあることに起因している。この結果は、プロチウムを不純物として含有するLi-Al合金ターゲットを用いても、高比放射能トリチウム(T$$_{2}$$)の製造が可能であることを示唆してしる。

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