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Chemical forms of tritium on the release from aluminium

アルミニウムからの放出におけるトリチウムの化学形

横山 淳; 中島 幹雄; 立川 圓造

not registered; Nakashima, Mikio; Tachikawa, Enzo

$$^{6}$$Li(n,$$alpha$$)T反応を利用してアルミニウム中に打ち込まれた反跳トリチウムの放出挙動を調べた。試料をNaOH/D$$_{2}$$O溶液に溶解した場合、全トリチウムの約85%はDTの形で放出し、残りはHT,T$$_{2}$$,DTOの形で放出した。またHTおよびT$$_{2}$$の相対収量は、アルミニウム中の不純物プロチウム濃度に依存し、HTおよびT$$_{2}$$の生成過程が互いに競争反応になっていることを見い出した。さらに、試料を等速昇温加熱した場合、トリチウムはHT(94%)、HTO(5%)、CH$$_{3}$$T(1%)の化学形で放出し、HTOおよびCH$$_{3}$$Tの放出速度はHTに比べて高温側にピークを有した。これは、HTOとCH$$_{3}$$Tの生成あるいは脱離の活性化エネルギーがトリチウムのアルミニウム中での拡散の活性化エネルギーよりも高いためであると考えられる。またHTの放出速度の時間プロファイルを、前に報告した拡散定数を用いて計算したプロファイルと比較したところ、観測されたプロファイルが酸化膜の影響を反映していることがわかった。

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パーセンタイル:62.8

分野:Materials Science, Multidisciplinary

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