水素およびメタンによるトリチウム除去システムの模擬実験

Simulation test of tritium removal system by using hydrogen and methane

not registered; Shimizu, Toku; not registered; not registered; Naruse, Yuji

触媒酸化反応器および乾燥器を主要構成機器とするトリチウム除去システムの特性を把握するために、水素、メタンを用いてシステム模擬実験を行った。実験に使用したEngelhard社製の貴金属アルミナ系触媒の水分吸着量は、モレキュラーシーブ5Aの平衡吸着量の10%以上に達した。重水素の転換率は,空間速度1800~5100hr $^{-}$ $^{1}$ 触媒層温度23 $^{circ}$ C~100 $^{circ}$ Cのとき99.99%以上であり、ガス流量、水素濃度、触媒層温度および吸着水の影響は認められなかった。メタンの転換率は、空間速度2000hr $^{-}$ $^{1}$ 、触媒層温度350 $^{circ}$ C~500 $^{circ}$ Cにおいて99%以上であった。モレキュラーシーブ5Aを充填した乾燥器の水分除去率は、99.9998%に達した。除去システムの循環運転による重水素、メタンの除去速度は、高濃度域では転換率および換気回数をパラメータとする指数関数で推定できた。しかし、低濃度域では器壁からの吸脱着の影響が無視できなくなる。

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使用言語	:	Japanese
掲載資料名	:	日本原子力学会誌
巻	:	23
号	:	12
ページ数	:	p.923 - 929
発行年月	:	1981/00
発表会議名	:
開催年月	:
開催都市	:
開催国	:
キーワード	:	トリチウム取扱施設; 多重隔壁格納; トリチウム除去システム; 触媒酸化反応器; 触媒; 転換率; 乾燥器; モレキュラーシーブ; 水分吸着; 除染係数

特許データ	:
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論文URL	:	https://doi.org/10.3327/jaesj.23.923
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InCites™	:	パーセンタイル：45.64 分野：Nuclear Science & Technology
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登録番号 : A19811054
抄録集掲載番号 :
論文投稿番号 : 6169

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