検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年

Generation of Cd$$^{+}$$$$^{1}$$ in X-irradiated frozed aqueous solutions; Similar hydration shells for Cd$$^{+}$$$$^{2}$$ and Cd$$^{+}$$$$^{1}$$ species

X線照射した凍結水溶液におけるCd$$^{+}$$$$^{1}$$イオンの生成; Cd$$^{+}$$$$^{2}$$イオンとCd$$^{+}$$$$^{1}$$イオンの囲りの水分子の配置の類似性について

藤村 卓; L.Kevan*

Fujimura, Takashi; L.Kevan*

Cd$$^{+}$$$$^{2}$$イオンを含む水溶液を4.2°Kで凍結し、X線照射による放射線還元反応における、イオンと周囲の水分子の相対的な配置関係につき検討した。これまでに共同研究者らによりAg$$^{+}$$イオンの放射線還元反応の研究がなされてきた。Ag$$^{+}$$イオンは還元によりAg$$^{0}$$原子となるが、Ag$$^{+}$$イオンの囲りにあった水の分子が照射後回転してAg$$^{0}$$原子との間に最終的に安定な構造をとる(再配列がある)ことが明らかとなっている。これに対し本研究において、Cd$$^{+}$$$$^{2}$$が還元されてCd$$^{+}$$となるが、再配列は起こらないことが電子スピン共鳴法による実験から明らかとなった。この二つの系の違いの原因について次のように結論した。放射線還元反応後にできる生成物が銀-水系の場合は、Ag$$^{0}$$原子であり還元前のAg$$^{+}$$イオンと異なり電荷を持たないため、Ag$$^{+}$$イオンと水の双極子によって安定していた構造がAg$$^{0}$$と水との間の配列に変化した。これに対し、カドミウム-水系では還元反応はCd$$^{+}$$$$^{2}$$$$rightarrow$$Cd$$^{+}$$であり電荷を持つことにおいては放射線還元反応の前後で変化がないため再配列が起こらない。

no abstracts in English

Access

:

- Accesses

InCites™

:

Altmetrics

:

[CLARIVATE ANALYTICS], [WEB OF SCIENCE], [HIGHLY CITED PAPER & CUP LOGO] and [HOT PAPER & FIRE LOGO] are trademarks of Clarivate Analytics, and/or its affiliated company or companies, and used herein by permission and/or license.