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冷却水系停止時における炭素鋼の腐食

Corrosion of carbon-steel in the stagnant cooling water

近藤 康雄; 下村 寛昭

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重合リン酸塩系インヒビターにより水処理を行い、比較的長期間にわたって満水保缶の状態が続く冷却水系において、熱交換器の腐食状態とインヒビターの腐食効果について検討した。満水保缶時の熱交換器水冷ジャケット内の冷却水中にインヒビター濃度は1週間で15~30%程度低下し、スケール付着物の化学分析結果にSiO$$_{2}$$をベースにした比率による障害判別法を適用したところ熱交換器は腐食障害域に属していた。満水保缶時の熱交換器水冷ジャケット内の冷却水は外界と隔離された完全密閉の状態にあり、この状態の冷却水中では炭素鋼は金属溶解の状態を示し、重合リン酸塩系インヒビターの効果は見られなかった。しかし、完全密封系では時間の経過と共に水中の溶存酸素が消費されるためにカソード反応の酸素還元反応が停止し見掛け上腐食は抑制された。

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