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An Approximate relationship between elastic modulus and thermal expansion coefficient for nuclear-grade graphites

原子炉用黒鉛材料における弾性率と熱膨張係数の近似的相関性

依田 真一; 藤崎 勝夫

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黒鉛材料の物理的、機械的性質は、黒鉛材料の作成法に著しく影響される。これは、黒鉛材料が、製造方法の相違により結晶粒が配列した優先方位を持つことに起因する。著者らは、現在工業的に行われている種々の製造法により作成された黒鉛材料を試料として用い、その弾性率と熱膨張係数を詳細に調べた。その結果、ヤング率(E)と熱膨張係数($$alpha$$)との間には、E$$alpha$$=一定、となる相関関係が成立することを見出した。更にこの関係が異方性の大きな材料および、すべての方位に於いて成立することを実験的に確認した。この関係式の利点は、ある方位のヤング率と熱膨張係数が求まれば、比較的測定の容易なヤング求めることにより、測定に時間と精度が要求される熱膨張係数のおよその値が得られるという点にある。さらに著者らはE$$alpha$$の値が黒鉛材料の嵩密度に密接に関係していることを明らかにした。以上の相関関係は黒鉛材料を工学的に利用する上で、極めて有効であることを示した。

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パーセンタイル:88.04

分野:Materials Science, Multidisciplinary

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