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ポリマーエマルションの放射線加工(VI); 熱硬化性エマルションの合成

Radiation processing of polymer emulsion, VI; Preparetion of thermosettable emulsion

幕内 恵三; 高木 徹*; 江草 茂則

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工業用水性塗料として興味のあるメラミン硬化型の反応性エマルションを放射線乳化重合によって合成する際の乳化剤の選定を中心に検討した。$$gamma$$線による乳化重合は、過硫酸塩開始剤を使わないため、系中のイオン強度が低く、得られるエマルションの粘度が高い。このため、高濃度のエマルションの合成が困難である。そこで、高濃度でも低いエマルションの合成を検討した結果、ノニオン的性質を有するオニオン界面活性剤が有効であった。しかし、この界面活性剤では重合安定性が劣り、重合中に凝集物が発生しやすかった。この問題は、HLBは16のノニオン界面活性剤の併用で解決できた。得られたエマルションの塗料物性についても触れる。

no abstracts in English

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