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ステンレス鋼における炭素イオンの飛程の測定

Measurement of mean projected range for carbon ion irradiated into stainless steel

浜田 省三; 沢井 友次; 白石 健介

Hamada, S.; not registered; Shiraishi, K.

ヘリウムイオンのステンレス鋼中の平均飛程は、照射試料の入射面に垂直な断面を化学腐食することによって精度よく測定できると報告されている。この方法が不活性ガスイオンばかりではなく、一般の高エネルギー重イオン照射の場合にも適用できることを確かめるために、炭素イオンをステンレス鋼に照射して、化学腐食法によって平均飛程を測定し、計算で求めた値と比較・検討した。タンデム加速器を用いて40MeVの炭素イオンを雰囲気温度で316ステンレス鋼に照射した。照射試料の入射面に垂直な断面を化学腐食すると入射面に平行な腐食線が入射面から18~19$$mu$$mの距離に観察された。この腐食線を含む領域を電子顕微鏡で観察すると転位ループが集合した帯が入射面に平行に観られた。この結果から、腐食線は平均飛程に対応していることがわかった。この腐食線の入射面からの距離18.5$$mu$$mは計算で求めた平均飛程18.7$$mu$$mとよい一致を示す。

no abstracts in English

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パーセンタイル:0.3

分野:Nuclear Science & Technology

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