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Water and potassium ion absorption by deuterium oxide resistant winter rye seedlings

重水にたいして抵抗性のあるライムギ幼植物の水およびカリウムイオンの吸収

柴部 禎巳; 葉田 可林

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99%重水(D$$_{2}$$O)でも発芽するライムギの生理的性質をしらべた。ライムギ幼植物にD$$_{2}$$Oを吸収させると、組織水のD$$_{2}$$O濃度は、根では30min以内、茎葉では5~6hで、吸収液の濃度と平衡した。平衡値は、根で各吸収濃度の87%,茎葉で55%であった。茎葉へのD$$_{2}$$Oの移行速度は高濃度側でおそくなった。ライムギのK$$^{+}$$の吸収速度は、イネと同様に、D$$_{2}$$O濃度が増加すると低下し、0%D$$_{2}$$O下での39$$mu$$mol・g$$^{-}$$$$^{1}$$・h$$^{-}$$$$^{1}$$が97%D$$_{2}$$Oでは18$$mu$$mol・g$$^{-}$$$$^{1}$$・h$$^{-}$$$$^{1}$$になった。この相対吸収速度の対数と各D$$_{2}$$O濃度との関係は、直線すなわち指数関数で表現できた。D$$_{2}$$Oの生理抑制作用には濃度しきい値はみいだせなかった。50%の種子が発芽するに要する時間もD$$_{2}$$O濃度と相関した。D$$_{2}$$Oはライムギの発芽,水およびイオン吸収の過程を抑制し、その制御の割合は濃度に相関したが、イネの場合ほどおおきくなかった。

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