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同位体希釈法

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小森 卓二

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同位体希釈法は、まだ同位体の存在が確認されていなかった時代に、Hevesyらがウランの壊変生成物であるラジウムDが鉛と分離できない事実にヒントを得て、硫化鉛の溶解度測定にラジウムDをスパイクとして用いたのが最初である。その後はしばらく同位体の発見および濃縮も行なわれずにとどまったので、この方面の開発もなかったが、1930年代に入って重水素、重窒素など、低原子量元素の同位体が濃縮されるに至り、これらの濃縮同位体をスパイクとして、主として生化学の分野でメタボリズムの研究に広く利用された。とくに、戦後は,多くの元素の濃縮同位体が入手できるようになって、化学、物理、地質学、生化学および医学など、多くの分野において数多く利用されてきた。ここでは、分析化学の立場から興味のある応用例をとりあげ、同位体希釈法のあらましを述べてみたいと思う。

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