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管の円周溶接部の放射線透過試験における問題点とその検討; 二重壁片面および両面撮影の配置について

Technical discussion for radiographic examination of fusion welded circumferential but joints

大岡 紀一

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管溶接部の放射線透過試験は平板の溶接部のそれと基本的には変わりないと考えられる。しかし従来のJIS規格が主に平板の突合せ溶接部を対象としているため、そのまま管溶接部に適用するとには問題がある。従って管の溶接部に対する放射線透過試験方法の確立およびJIS規格化が最近多方面から要望されている。本報告は、二重壁片面および両面撮影方法における線源-透過度計-ファイルの配置と放射線束の方向、X線管球の移動量の求め方および二重壁両面撮影を行なう場合の管径の限界に関する実験結果について述べる。さらに管溶接部に対する主な関連規格についてもとりあげ、管の円周溶接部の放射線透過試験方法に関する規格化に際し、参考とするものである。

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