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放射線照射によるポリビニールアルコールフィルムの橋かけ

Crosslinking of Polyvinyl Alcohol Film by Irradiation

塚本 善紀*; 山口 康市; 町 末男

not registered; Yamaguchi, Koichi; Machi, Sueo

ポリビニールアルコールの耐熱水性の向上を目的とし以下の3種類の方法で実験を行った。第1は含水率140%に膨潤した試料に放射線照射する方法で、ゲル化線量は約5~7Mrad、橋かけのG値は3~4であった。エタノール10%を含む水で膨潤した試料は、10Mrad照射にもかかわらずゲルの生成はなかった。第2の方法は、前照射した試料を加熱処理し橋かけする方法である。この場合、140$$^{circ}$$C以上の加熱処理により、耐熱水性のすぐれた試料を得た。最後の方法は、加熱下に於る照射である。照射温度が180$$^{circ}$$C以上、吸収線量10Mradの条件で沸騰水に不溶性のPVAが得られた。照射後の加熱処理による完全溶解温度の上昇について、分子量、DSC、赤外吸収スペクトルの測定を行なった。その結果、過熱処理初期の溶解温度の上昇は、柔軟剤等の低分子物質の離散による、結晶化度の増加によるものであると推定される。

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