検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年

液体窒素使用低温照射実験に伴なうオゾン分解爆発とその防止対策

Explosion of Irradiated Liquid Nitrogen Due to Ozone

武久 正昭; 吉田 健三; 川上 和市郎; 瀬口 忠男; 田中 隆一; 渡辺 博正; 綿貫 孝司; 菊池 榮助

Takehisa, Masaaki; Yoshida, Kenzo; Kawakami, Waichiro; Seguchi, Tadao; not registered; not registered; not registered; not registered

電子線を照射した液体窒素の爆発に至る因果関係を明らかにする目的で実験的検討を行ない、次の諸事実が明らかになった。1)液体窒素中の溶解酸素が照射によりオゾンとなる。オゾンは液体窒素が蒸発する際、液体窒素液面上の器壁に残留する。これがせまい空間または多孔質体中でおこると局所的に高濃度オゾンが生成しやすい。2)オゾンを含む液体窒素は安定であり、爆発しない。3)濃縮された液体オゾン、固体オゾンは摩擦熱、電気スパークなど着火源があれば爆発する。4)オゾンは有機物が存在しなくても爆発する。5)爆発は窒素が蒸発した後オゾンが気化する際おこりやすい。6)高濃度のガス状オゾンは室温でも自発分解する。有機物が存在すると爆発はおこりやすくなる。以上の実験事実にもとずき液体窒素を冷却剤とする照射実験の安全対策について述べた。

no abstracts in English

Access

:

- Accesses

InCites™

:

Altmetrics

:

[CLARIVATE ANALYTICS], [WEB OF SCIENCE], [HIGHLY CITED PAPER & CUP LOGO] and [HOT PAPER & FIRE LOGO] are trademarks of Clarivate Analytics, and/or its affiliated company or companies, and used herein by permission and/or license.