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海洋調査報告

Report of the Observation in the Sea off Tokai-Mura

保健物理部

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東海村に原子力研究所を建設するに当って、再処理後の低濃度放射性廃液を海洋へ放出する場合に起きる諸問題についてはあらかじめ究明しておく必要がある。海洋の観測調査に関しては伝統的に優れた技術陣を有する気象庁、海上保安庁水路部、水産庁東海区研究所並びに茨城県水産試験場に調査を委託、昭和31年10月より11月にかけて研究所沖合の海洋調査を実施した。本報告は去る32年5月2日の調査結果発表会において報告された諸論文をまとめたものである。報告内容に見る通り、ここには我々に対して貴重な幾多の結果が得られている。たとえば、海塩流に起因するいわゆる潮流が意外に大きいこと、研究所と那珂湊の中間に当る沖合に海流の異常が発見されたこと、染料流し実験の結果、拡散の規模並びに強さの目安が把握できたこと、研究所沖合海中に棲息する動植物及び海水中に自然放射性の強さが明らかにされたことなどである。当研究所としては自然環境管理の立場から、この種の調査を将来とも継続する必要があるが、そのためにも本報告は問題の核心を非常にせばめ、且つ今後の観測に貴重な資料となる。

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