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金属ウランのスウェリング

Swelling of Metalic Uranium

長崎 隆吉; 川崎 了

Nagasaki, R.; not registered

金属ウランのスウエリングに影響する因子を今迄論文から調べた。金属ウランのスウエリングの主な原因はF、Pガスの気泡の成長によるが、ときにはクラックの発生が主因になることもある。このF、Pガスの気泡のガス圧は径が小さいときは表面張力に支配される。したがって、スウエリングを抑えるには気泡を細かく分散させるのが有効である。現在、気泡の成長に機構には2つの説が提案されている。第1の考えはマトリックスの原子が気泡の壁を表面拡散で働き、その結果気泡が働き、他の気泡と衝突合体するという機構であり、第2は小さな気泡中のF、Pガス原子がマトリックス中に最溶解し、拡散して大きな気泡に析出するという機構である。今迄の実験結果からは、融点近くに高温では上述の両機構が共に働き、これより低温では第1の機構のみが有効であるように思われる。そして結晶粒界の移動が気泡の移動速度に大きな影響を与えるので、再結晶などによる粒界の移動がスウエリングに大きな影響を与える。

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