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サンプル反応度価値法による複数本制御棒反応度価値の測定

Measurement of Multiple Rod Worth by Sample Worth Method

中野 正文; 溝尾 宣辰

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FCAVII-1/90Z-7集合体において、サンプル反応度価値法の適用性を実験的に検討した。模擬制御棒として主にB$$_{4}$$Cピン・クラスタ-B73-16P($$^{1}$$$$^{0}$$B=1.8kg)を用いた。干渉の効果をあらわす補正係数は3種類のB$$_{4}$$CサンプルB90-1P($$^{1}$$$$^{0}$$B=0.14KG)、BNー16P($$^{1}$$$$^{0}$$B=0.5KG)およびB73-16Pを用いて測定した。B90-1Pサンプルの反応度価値はB73-16Pの約1/7であった。補正係数はサンプルの種類によらず良く一致した値を示した。測定誤差は0.5~1%で、サンプルの反応度価値が小さくなると誤差は大きくなる傾向がみられた。補正係数と単一制御棒反応度価値から求めた複数本制御棒反応度価値は直接測定の結果と非常によい一致を示し、サンプル反応度価値法の有効性が実験的に確認された。実験に用いるサンプルの選択の自由度は高いが、測定精度の点から、対象とする制御棒の1/2或はそれ以上の反応度価値をもつサンプルを用いるのが望ましいことが判明した。

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