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連続重合反応装置によるテトラフルオルエチレン-プロピレンの放射線乳化共重合反応(IX) (EPF-49$$sim$$55の運転)

Radiation-Induced Emulsion Copolymerization of Tetrafluoroethylene with Propylene in Flow System IX Operation of Run EPF-49 to 55

渡辺 博正; 伊藤 政幸; 町 末男; 岡本 次郎

not registered; not registered; Machi, Sueo; not registered

連続重合反応装置を用いて、種々の気相モノマー組成下におけるシード法によるテトラフルオルエチレンとプロピレンの放射線乳化共重合反応を行った。ラテックスのポリマー濃度は、気相モノマーのプロピレン分率が0.25の時は反応時間とともに直線的に、プロピレン分率が0.1以下の時は加速的に増大した。プロピレン分率が0.01、0.05、0.1および0.25のときの重合速度はそれぞれ36、60、57および46g/h/h・l-H$$_{2}$$Oであった。プロピレン分率が0.01のときに得られたポリマーでテトラヒドロフランに不溶のもののフッ素含有量は61.3%で、テトラフルオルエチレンとプロピレンのモノマーユニットの比は1.8対1であった。高テトラフルオルエチレン領域での重合では、重合速度が低下し、テトラフルオルエチレン過剰のポリマーが得られるが、これは、テトラフルオルエチレンポリマーラジカルにプロピレンが付加する反応が律則になっていることによる。

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