高温ガス炉の構造材料用の新しい鉄基耐熱合金

New Iron Base Heat Resisting Steels for Application in High Temperature Gas-Cooled Reactor

Ni基の耐熱合金が、必ずしも、耐熱照射特性が良くないことを考えて、ハステロイ XR合金などの既存のNi基合金に匹敵するクリープ強さと不純ヘリウム中の耐食性を有する低ニッケルの鉄基合金の開発を行なった。少量のSi,Mn,Nbを添加した、12Cr12Ni-5Mo5Cu鋼は、時効によって靭性低下を示すものの、クリープ破砕強さはハステロイ XR合金を凌駕し、インコネル617合金に匹敵する。一方、不純ヘリウム中の酸化増量、浸炭量のいずれも、ハステロイ XR合金よりも少ない。鉄基合金の利点をもつこの鋼は、今後若干の修正を行なうことによって、中性子照射を受ける炉心材料にとどまらず、高温ガス炉用の汎用構造材料として、充分な資質を有すると判断した。

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使用言語	:	Japanese
報告書番号	:	JAERI-M 82-030
ページ数	:	31 Pages
発行年月	:	1982/04
特許データ	:
PDF	:	JAERI-M-82-030.pdf:1.79MB
論文URL	:	https://doi.org/10.11484/jaeri-m-82-030
キーワード	:	クリープ; ヘリウム腐食; 12Cr12Ni5Mo5Cu; ハステロイXR
使用施設	:
広報プレスリリース	:
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登録番号 : M19820030
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