ハステロイ-Xの熱サイクル時効効果

Effects of Cyclic Aging Mechanical Properties and Microstructures of Hastelloy Alloy X

not registered; not registered; Kondo, Tatsuo

多目的高温ガス炉の構造用材料として注目されているハステロイ-Xについて高温ガス炉運転サイクルを近似した熱サイクル時効時の組織変化にともなう機械的性質の変化を調べた。熱サイクル時効条件は頂部保持温度700 $^{circ}$ C~1000 $^{circ}$ Cとし、保持積算時効時間、最長1000時間、熱サイクル数最大125サイクルまで試験を行った。得られた一連の結果のうち、時効後の温室引張延性について注目すると、熱サイクル時効を与えた場合は、各温度波の最高値で恒温時効した場合に比較して組織変化が大きく、これにともなう延性変化も著しくなる傾向が認められた。すなわち、900 $^{circ}$ Cまでの熱サイクル時効では恒温時効に比べて炭化物等の析出が促進され、これにともなって延性の低下が見られるのに対し、最高値を1000 $^{circ}$ Cとした熱サイクル時効では恒温時材料をむしろ上まわる傾向を示した。

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使用言語	:	Japanese
報告書番号	:	JAERI-M 82-052
ページ数	:	31 Pages
発行年月	:	1982/06
特許データ	:
PDF	:	JAERI-M-82-052.pdf:3.6MB
論文URL	:	https://doi.org/10.11484/jaeri-m-82-052
キーワード	:	多目的恒温ガス炉; ハステロイ-X; 熱サイクル時効; 恒温時効; 炭化物析出; 室温引張; 延性低下
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広報プレスリリース	:
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登録番号 : M19820052
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