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Ni-Cr-W系合金のヘリウム中の腐食挙動におよぼすMnの影響

Influence of Mn Content on Corrosion Behavior Ni-Cr-W Alloys in Simulated VHTR Helium Environment

新藤 雅美; 近藤 達男

Shindo, Masami; Kondo, Tatsuo

すでに既報で、Ni-21%Cr-15%W合金において1.3%までのMnの添加はハステロイXの場合同様に耐酸化性改良に有効であることが確認されているが、本報はMnの効果をより詳細に調べる目的で0から3.3%まで添加して耐食性におよぼすMnの影響を調べたものである。本実験に用いた材料は高温のクリープ特性が優れている新しく開発されたNi-Cr-W系超耐熱合金の一つであり、高温ガス炉の次の世代の構造用材料として注目されている。腐食試験は高温ガス冷却材近似のヘリウム中で900$$^{circ}$$Cと1000$$^{circ}$$Cで3000hrまで行った。得られた結果は、(1)1%程度のMn添加材が耐酸化性、酸化膜の密着性ともに最も優れている、(2)900$$^{circ}$$Cの場合、浸炭挙動におよぼすMn含有量の影響は認められない、(3)1000$$^{circ}$$Cでは、Mn含有量の多いほど浸炭し易い傾向を示す、(4)酸化、浸炭挙動の両方の観点から判断してMnの添加量は1%程度が最も妥当である、などである。

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