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一次元二相流に関する研究; 2流体モデルの力学的平衡に関する理論とその応用

Research on One-Dimensional Two-Phase Flow

安達 公道

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軽水冷却化型原子炉の設計および事故解析において最も重要な役割をはたすニ相流挙動の解析においては、連続の式、運動の式、およびエネルギ式等の流体力学的な基礎方程式群が使用される。これらの式の各項の形については、研究者により、またコ-ドによって様々な工夫がなされているが、未だに完全な意味での定説が確立されていない。特に運動の式については、これまでに発表された式の全てが、すべりと相変化が共存する場合に、ニュ-トンの第2および第3法則と抵触するという基本的な問題を内在している。本研究においては、この点を正した上で、すべりや相変化の影響が強い各種の二相臨界流に適用して、著者の提案する基礎方程式群の妥当性および有用性を実証した。

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