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V-20%Ti合金の再結晶

Recrystallization of V-20%Ti Alloy

小川 豊; 長崎 隆吉

Ogawa, Yutaka; not registered

高速増殖炉の燃料被覆材としては,AISI,304,316などのオーステナイト系ステンレス鋼が使用されている.しかしステンレス鋼は高温における燃料との両立性,機械的性質などの点で限界がある.とくに原子炉における中性子照射中に(n,$$alpha$$)反応によって発生したヘリウムは,高温で移動合体して結晶粒界に気泡となって析出し,粒界破断のおきる温度ではステンレス鋼の機械的性質を著しく劣化させるヘリウム脆性をひきおこす.一般に低温側の粒内破断から高温側の粒界破断に移行する遷移温度(E.C.T.)はTm/2(Tm:材料の融点,°K)以上とされ,オーステナイト鋼のE.C.T.は約650$$^{circ}C$$である.高速増殖炉の燃料被覆材の温度は650°$$sim$$700$$^{circ}C$$でありこの温度ではヘリウムが移動し易くなるので,ステンレス鋼の使用にあたってはヘリウム脆性が大きな問題となる.一方バナジウムは融点が高いためそのE.C.T.は800$$^{circ}C$$以上となり燃料被覆材としての実用温度では粒界破断がおき難いと考えられる.

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