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最近の放射線工業利用の進歩

Recent Progress on Use of Radiation for Industrial Processes

武久 正昭; 団野 皓文*

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放射線の工業利用は,基礎研究にみられる放射線反応の本質に対するアプロ-チ,または,一昔前にいわれた工業プロセスの革命的変化などのはなばなしさはないが,ここ数年着実に工業界に浸透しつつある。これは,開発研究が企業で実施されるため,その成果が表面に現われにくいこと,さらに放射線プロセスを利用して製造された製品にしても,ことさら放射線利用によることをうたわなくなったためで,反面,放射線利用が工業界へ定着しつつあることを意味しよう。その方向は,放射線を用いて全く新しいプロセスまたは製品を開発するというより,品質の改良をはかるなど現在の高分子工業での進歩の傾向と類似しているとみられる。これは,とりもなおさず放射線の利用が高分子工業の分野に.多く依存していることを示している。さらに,具体的にに高分子工業が既存モノマーの共差合,グラフト,ブレンドなどの手段により各用途に適した物性,品質を有すな材料の供給を当面の目的としているので,放射線照射は有力な一手役となりうるからである。

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