検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年

Radiation degradation of alginate and chitosan

アルギン酸とキトサンの放射線分解

長澤 尚胤*; 吉井 文男; 三友 宏志*; 久米 民和

Nagasawa, Naotsugu*; Yoshii, Fumio; Mitomo, Hiroshi*; Kume, Tamikazu

ベトナム原子力研究所との共同研究により多糖類の一種であるアルギン酸が照射により低分子化し添加すると植物の生育を促進することを見いだした。そこで分子量測定と照射で起こる着色について検討した。分子量は水溶液中に照射した方が固体照射よりも分解しやすい。水溶液の50kGy照射により分子量が5$$times$$10$$^{5}$$のものが6$$times$$10$$^{3}$$になる。固体では同じ分子量のものを得るのに水溶液の場合の10倍の線量を要した。分解のG値は固体照射の2に対し、水溶液照射では40$$sim$$50になる。着色については、(1)照射中のN$$_{2}$$バブリングで激しく起き、酸素バブリングでは着色が起きない。(2)照射着色した試料はオゾン処理により脱色する。これらの事実から、アルギン酸の着色は照射中の二重結合の生成によるものであり、その位置は、C$$_{4}$$とC$$_{5}$$の間であると推定した。キトサンもアルギン酸と同じような分解挙動を示す。

no abstracts in English

Access

:

- Accesses

InCites™

:

Altmetrics

:

[CLARIVATE ANALYTICS], [WEB OF SCIENCE], [HIGHLY CITED PAPER & CUP LOGO] and [HOT PAPER & FIRE LOGO] are trademarks of Clarivate Analytics, and/or its affiliated company or companies, and used herein by permission and/or license.