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High resolution zero degree electron spectroscopy of argon ions through carbon foil

炭素薄膜通過後のアルゴンイオンの高分解能0度電子分光

今井 誠*; 左高 正雄; 川面 澄*; 高廣 克己*; 小牧 研一郎*; 柴田 裕実*

Imai, Makoto*; Sataka, Masao; Kawatsura, Kiyoshi*; Takahiro, Katsumi*; Komaki, Kenichiro*; Shibata, Hiromi*

タンデム加速器から得られる高エネルギー多価アルゴンイオン(エネルギー2MeV/u)の入射イオン電荷を電荷6+, 13+, 14+, 15+と変え、厚さ4$$sim$$20$$mu$$g/cm$$^{2}$$までの炭素薄膜に通過させ放出二次電子のスペクトルを高分解能0度電子分光法で測定し、高速イオンの固体通過中、通過後の電離・励起状態を研究した。多価イオンの自動電離で重要なコスタークロニッヒ電子を入射イオン電荷と薄膜厚の組合せを変えて測定した。その結果わかったことは、(1)イオンはこの領域の膜厚で電荷平衡状態に達し、イオンコア1s$$^{2}$$2p($$^{2}$$P$$_{3/2, 1/2}$$)と1s$$^{2}$$2p($$^{3}$$P$$_{2, 1, 0}$$)状態からの電子が固体通過後の自動電離の大半を占める。(2)ピークの生成量はイオン電荷,標的膜厚を変えても変化はない。(3)L殻電子ピークの全生成量に変化はないが全スピン量子状態は厚さとともに増大する。ここで、固体通過後ではイオンの電荷の変化量は(2)からイオン電荷に依存しないといえるが、固体通過後の平衡電荷イオンの存在量では14+イオンは15+のイオンの約2倍である。したがって、イオン電荷の変化は基本的に固体通過中に起こり、固体通過後にイオンの電荷は増加するがその増加はイオン電荷にあまり依存しないことがわかった。

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分野:Physics, Multidisciplinary

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