検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年

Isoscalar giant quadrupole resonance state in the relativistic approach with the momentum-dependent self-energies

運動量依存の自己エネルギー項を有する相対論的方法によるアイソスカラー巨大四重極共鳴状態の研究

丸山 智幸*; 千葉 敏

Maruyama, Tomoyuki*; Chiba, Satoshi

スケーリング法を用いてLandau質量とアイソスカラー巨大四重極共鳴状態の励起エネルギーの関係を導いた。次に相対論的多体理論の枠組みにより、Landau有効質量とDirac有効質量の両者を同時に計算し、その関係を明らかにした。相対論的多体理論における自己エネルギー項に運動量依存性を導入しない場合は、飽和密度で経験的に知られているDirac有効質量を合理的な値に固定するとLandau有効質量が小さくなりすぎて四重極共鳴のエネルギーを再現することは困難であった。しかし、自己エネルギー項に1-$$pi$$中間子交換過程から生じる運動量依存項を導入することにより、Dirac有効質量は不変に保たれる一方、Landau有効質量が顕著に増加し、そのために四重極共鳴のエネルギーが下がり両者ともに合理的な値となり得ることが示された。

no abstracts in English

Access

:

- Accesses

InCites™

:

パーセンタイル:38.01

分野:Physics, Nuclear

Altmetrics

:

[CLARIVATE ANALYTICS], [WEB OF SCIENCE], [HIGHLY CITED PAPER & CUP LOGO] and [HOT PAPER & FIRE LOGO] are trademarks of Clarivate Analytics, and/or its affiliated company or companies, and used herein by permission and/or license.