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高速増殖炉実証炉に関する海外の動向

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石上*

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高速増殖炉実証炉(以下実証炉と呼ぶ)の計画が最も進んでいるのはフランスである。1,200MWeSuper‐Phe'nixI(Creys‐Marville発電所)の建設は順調に進み,臨界は1983年末の予定である。Mitterrand政権の出現により今後の計画は見直しを受けることになるが,これまでの計画によれば,1985年より2$$times$$1,500MWeプラントを1年半おきに6基建設し,2000年には高速増殖炉の設備容量を10$$sim$$15GWeとすることになっていた。ヨーロッパでは,実証炉建設費資金分担の観点からフランスに1基(Super‐Phe'nixI)西ドイツに1基(SNR‐2)の建設にそれぞれ相手国が建設費を分担して,国際プロジェクトとする協定が成立し,後にイタリヤがこの協定に参加することになった。但しイタリヤはこの協定による実証炉は建設されない。さらにこの電力会社協定と並んで実証炉研究開発成果の交換,共同所有を目的としたエンジニアリング会社,国立研究所の協定の協定も成立し,実証炉技術の早期確立をはかっている。アメリカでは,古くから実証炉の概念設計研究が行われてきた。最新のものは「LMFBRConceptualDesingStudy」(以下CDSと呼ぶ)で,CRBR中止に対する議会と行政府の妥協案として発足した。CDSは1978年10月から開始され,1981年3月最終報告書が議会に提出され,現在議会で検討中である。当初の計画では,この検討結果により,問題のCRBRをスキップして実証炉(CDSではDevelopmentalPlantと呼ばれている)に進むかなど今後の進め方を決めることになっていた。CDSに対する議会の検討は1981年秋に完了する予定である。西ドイツは,300MWe原型炉SNR‐300の設計を発展させた1,300MWeの実証炉SNR‐2の概念設計およびこれに必要な研究開発が行われている。当初の計画では,SNR‐300運転1年後にSNR‐2を着工することになっていたが,SNR‐300完成の大幅な遅延(現在の見通しでは臨界は1985年もしくは1986年)および原子力に対する一般的な政策が確定できないため,SNR‐2の建設は具体化していない。イギリスは,250MWe原型炉PFRを発展させた1,300MWe実証炉CDFR(CommercialDemonstration

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