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排気中ヨウ素の最適捕集材・捕集効率の調査研究(I)

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池田 長生*

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研究目的 原子力の平和利用は,U-235やPu-239から,その核分裂エネルギーを人間の管理できるように,取り出すということが前提とされる。したがって,原子力施設を安全に稼動させるためには,核分裂生成物を可能な限り環境へ放出させない技術が必要となる。しかし多少は環境に放出されるので,放出源についての情報が必要である。環境中に放出されやすい核分裂生成物は,核分裂収率が高く,揮発性のものが多い。特に,放射性ヨウ素は,人体に取り込まれると,甲状腺に濃縮されることが知られており,なかでもI-129は,半減期が1.6$$times$$107--と桁違いに長く,環境中では半永久的な存在核種と考えられる。これらの放出監視機能をもつヨウ素モニタには,活性炭をはじめとして種々の捕集材が使われているが,窒素酸化物(NO-),水蒸気,希ガスなどの妨害ガス等の数多くの因子により,その捕集効率が著しく影響されることが明らかとなった。しかし,捕集効率と影響因子の関係については,十分に研究されていないのが実状である。本研究では,放出されるヨウ素の監視を充実させるために,実際の放出条件に対応した最適捕集材と捕集効率に関する調査・研究を行い,モニタリングシステムの改善を図ることを目的とする。実施項目と実施概要 本研究では,今までに放射性ヨウ素の捕集特性について報告された文献を調査し,それらを参考にして,実験室内でのヨウ素ガス捕集特性試験装置を設計・製作した。この試験装置を用いて10%TEDA添着活性炭の捕集特性を観測した。実施項目は,以下の1)$$sim$$3)である。1)文献調査 2)ヨウ素ガス捕集特性試験装置の設計・製作 3)10%TEDA添着活性炭の捕集特性試験 研究期間 昭和59年11月から昭和60年3月までである。研究場所 筑波大学化学系放射化学研究室およびアイソトープセンターで行った。

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