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土壌埋設鋼材の長期腐食挙動に関する研究 (成果概要)

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日本鋼菅*

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本研究はナチュラルアナログ研究により、オーバーバックの第一候補材である炭素鋼の土壌中での長期腐食挙動を評価し、腐食モデルの作成,確証に資することを目的に実施したもので、以下の成果が得られた。(1) 掘削調査により、淡水成粘土中の鋼材の腐食量を調査した。1. 粘土中の腐食は、極めて小さい。これは、中性低酸素条件によるものであると推定される。2. 実測と極値統計による最大孔食深さを求めた。その結果を式H=aYnに適用し、n=0.5の値を得た。そして、実測値と極値統計による推定値から、本式により長期腐食の予測をおこなった。実測値は、限られた面積の結果であるため、極値統計で求めた推定値の方が妥当であると判断される。3. 今後は、データ数を増加することによる精度の向上が必要であろう。(2) 精製ベントナイトの物性測定を一年間実施することにより、淡水成粘土との類似点、相違点を解明した。1. ベントナイトの環境因子は、鉱物質、土の分析及びブローブ計測の結果によれば、pHを除いて基本的には、ほぼ淡水成粘土と類似であった。2. ベントナイト中の鋼材の腐食量は、極めて小さい。しかしながら、この内でも比抵抗の低いほど、塩化物の多いほど腐食が大きい。この理由は、低溶存酸素下における腐食生成物保護皮膜の性状と関係があるものと思われる。

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