検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年

縮尺地層模型試験に基づく空洞の削減に関する研究(その3)

None

石島 洋二*

Ishijima, Yoji*

地下深部の砕屑性堆積岩中に設けた放射性廃棄物の処分空洞が次第に縮小し、やがて消滅する過程において現れる諸現象を、おもに大型の縮尺地層模型試験によって調査した。その結果、以下の諸点が明らかになった。1) 空洞端のやや前方に生じる応力集中域における応力の値は、初期地圧の1.5$$sim$$5.0倍の大きさに達した。なお、この応力集中は、空洞幅が長くなるほど大きくなることが確認された。2) 応力集中部では岩盤が圧縮されるために、P波の伝播速度および(最大)振幅が大きくなった。3) 空洞の上下盤においては、空洞掘削に伴い、空洞縁に垂直方向の地圧成分が減少した。なお、この応力低下の傾向は、空洞の縁に近くなるほど大きくなることが確認された。4) また、空洞の上下盤接近量は、空洞幅の拡大につれて増加し、最後には閉塞した。5) 空洞の拡大に伴い、空洞の上下盤を伝搬するP波には、速度の著しい減少、振幅の減衰と波の形状変化が計測された。

None

Access

:

- Accesses

InCites™

:

Altmetrics

:

[CLARIVATE ANALYTICS], [WEB OF SCIENCE], [HIGHLY CITED PAPER & CUP LOGO] and [HOT PAPER & FIRE LOGO] are trademarks of Clarivate Analytics, and/or its affiliated company or companies, and used herein by permission and/or license.