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第29回IAEA/IWGFR定例年会報告

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山下 英俊; 森薗 孝次

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平成8年5月14日$$sim$$17日、カザフスタン共和国のアクタウ市(旧シェフチェンコ)で開催された第29回IAEA/IWGFR定例年会に、日本委員である動力炉開発推進本部伊藤和元次長の代理として出席した。出席国(人数)は、ブラジル(1)、中国(1)、フランス(2)、ドイツ(1)、インド(1)、イタリア(1)、日本(2)、カザフスタン(5)、ロシア(2)、スイス(1)、イギリス(1)、アメリカ(1)の12ケ国及びIAEA(2)であった。このほかBN-350プラントの技術者も参加した。本年会では、高速炉に関する1995年の活動レビュー、1996$$sim$$1997年の活動計画の審議・調整を行うとともに、各国における高速炉開発状況について報告・討論を行った。日本から高速増殖炉開発の概況をレビューするとともに、「もんじゅ」ナトリウム漏えい事故の原因調査状況等について報告した。「もんじゅ」の早期立ち上げを望むとの声が多く聞かれた。各国の高速炉開発状況は、アメリカ、イギリス、ドイツの先行国はアクティビティが極めて少なくなってきているものの、実プラントを保有し運転している日本、フランス、ロシア、カザフスタン、インド、並びに具体的な建設計画を持つ中国では、それぞれの国情に応じて着実に開発計画が進められている。BN-350プラントは、本年会が開かれたアクタウ市のマンギシュラク原子力エネルギーコンビナート内にあり、1973年に運転を開始した。1993年に設計寿命に達したため、その後は1年毎に運転許可を取得しながら運転を続けている。公称1000MWtの熱出力は、発電(150MWe)と海水淡水化(200MWe相当)に使われるが、現在、炉出力は約50%に制限されている。このプラントは、約18万人のアクタウ市民への電力、熱水及び上水の供給源として、地域に密着した極めて重要な施設であることを実感した。次回、第30回定例年会は、1997年5月13日$$sim$$16日、中国で開催されることとなった。

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