検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年

幌延深地層研究計画; 平成13年度調査研究結果と研究所設置地区選定

None

山崎 真一; 中司 昇; 浴 信博; 守屋 俊文; 竹内 竜史  ; 國丸 貴紀; 白戸 伸明

not registered; Nakatsuka, Noboru; Eki, Nobuhiro; not registered; Takeuchi, Ryuji; not registered; Shirato, Nobuaki

本報告書は、平成13年度に実施した地表からの調査研究の成果の概要を報告するとともに、平成14年6月に行った研究所設置地区選定結果について取りまとめたものである。研究所設置地区が満たすべき基本的要件は、(1)研究の対象となる地層と地下水が存在すること(地質環境要件)、(2)安全に地下施設を建設でき、研究環境を確保できること(安全要件)、である。研究所設置地区の選定にあたっては、まず文献などの既存資料に基づき、新第三紀の主に泥岩からなる声間層、稚内層、増幌層(上部)を研究の対象地層に選定し、これらの地層が500m程度の深さに十分な厚さをもって分布すると推定される4研究所設置対象区域を抽出した。これらの区域のうちの1区域を含む北海道大学天塩研究林および隣接している問寒地域の民有地・町有地などを除く範囲を対象に、空中物理探査、地上物理探査、地質調査を実施した。次に、これらの区域から、ガスの算出記録や社会的条件などを考慮して、2区域を選定し、試錐調査(2孔)を実施した。その結果、研究対象となる地層が分布することが確認された。また、地層の力学的強度やガスのデータに基づき、地下施設を安全に建設できることを確認した。このことから、2区域ともに研究所設置対象区域としての基本的要件を満たしていることを確認した。次に、2区域の中から、地表からの調査や施設の建設を効率的に行う観点から、地形が開けており、道路が整備されている北進地区および上幌延地区を選定した。次に、両地区について比較検討を行った。その結果、試錐調査で得られた地質学的条件では、上幌延地区の試錐調査においては割れ目が発達し、ガスの湧出を認めたこと、北進地区の方がより地形が開け、道路が発達していること、土地利用状況についても北進地区の方が許認可や用地取得が容易と考えられる原野や公的な機関の所有地が多いことなどを総合的に判断して、北進地区に研究所設置地区を選定した。

no abstracts in English

Access

:

- Accesses

InCites™

:

Altmetrics

:

[CLARIVATE ANALYTICS], [WEB OF SCIENCE], [HIGHLY CITED PAPER & CUP LOGO] and [HOT PAPER & FIRE LOGO] are trademarks of Clarivate Analytics, and/or its affiliated company or companies, and used herein by permission and/or license.