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緊急時大気拡散予測システムの改造・整備作業

Improvement for simulation system for emergency release of radio active substance

宮内 和也*; 山本 朝男*; 箭竹 陽一*; 粕谷 一典*

Miyauchi, Kazuya*; Yamamoto, Asao*; Yatake, Yoichi*; Kasuya, Kazunori*

ふげん発電所、もんじゅ建設所の放射性物質の異常放出時等、緊急時の防護対策に資することを目的として整備された、緊急時大気拡散予測システム(SIERRA-2)に、運用モード機能等の追加整備を実施した。本業務で得られた主な成果は、以下の通りである。(1)被ばく線量計算用データの更新 核種ごとの呼吸内部被ばく等価線量換算計数等の被ばく線量計算用データを、ICRP1900年勧告の法令で取り入れた最新の値に更新した。(2)運用モード機能の設定 「平常」モードのコンター図については標準で、有効数字2桁程度の切りのよい数値(例えば0.5の倍数)で5本(最小値は最大値の1/100とし、等比的)が表示されるようにした。さらに、「訓練」及び「緊急」モードでは、標準で表示コンターの数値と等値線の色及び線種が時間的に一定になるようにした。なお、コンターの表示は数値以外に表示する値と本数を任意に指定できる。(3)訓練モードでのリアルタイム拡散計算機能改良 リアルタイム拡散計算の訓練モードにおいて、放出核種毎の放出率、気象データ(風向、風速、降水量、大気安定度)の経時変化を数値入力できるようにした。また、設定した放出率の経時変化をグラフ表示する機能を追加した。(4)過去データ拡散再計算機能改良 過去データ拡散再計算において、放出核種毎の放出率の経時変化を数値入力できるようにした。また、設定した放出率の経時変化をグラフ表示する機能を追加した。(5)背景地図の改訂(地名等の解像度向上) 計算結果表示画面に使用される背景地図において、不鮮明な文字を消去し、主要な地名等の文字を新たに追加し、背景地図を見やすくした。

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