検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年

東濃地域を対象にしたリニアメント調査(その1)

None

山井 忠世*; 角南 基亮*; 小林 公一*

Yamanoi, Tadayo*; Sunami, Motoaki*; not registered

我が国の広域地下水流動を把握するための調査技術・解析技術の開発の場である東濃地域において、リニアメントの情報から岩盤中の割れ目系の分布特性を推定する解析手法を開発するための基礎資料として、本地域のリニアメント判読図および、リニアメントによる構造区分図を作成した。リニアメント判読図(1:2,500、1:25,000、1:100,000)をSPOT衛星画像(1:100,000)、LANDSAT衛星画像(1:200,000)、国土地理院撮影の航空写真(1:40,000)の3種類の画像を用いて、それぞれの画像ごとに作成し、あわせて判読に用いた画像の違いによるリニアメントの特徴の差異について検討した。またリニアメントの分布特性等から、本地域の構造区分を行いその特徴を把握した。3種類の画像ごとに判読されたリニアメントを比較すると、まず発達方向は、航空写真によるリニアメントが、北西方向に卓越しているのに対し、SPOT.LANDSAT画像によるリニアメントが北東、北西方向に集中しているが、比較的同様の傾向を示している。また、リニアメントの空間分布についてボックスカウンティング法によりフラクタル性をみると、特に差は認められない。本地域は、リニアメントの地域的な方向性の違い、切断関係、肌理の差異などから、10の構造区に区分できる。この構造区分は、地形分類や地質図とも調和的である。また、露頭で計測された割れ目のトレース長とリニアメントの長さの頻度分布は、フラクタル性に従うと推定される。

no abstracts in English

Access

:

- Accesses

InCites™

:

Altmetrics

:

[CLARIVATE ANALYTICS], [WEB OF SCIENCE], [HIGHLY CITED PAPER & CUP LOGO] and [HOT PAPER & FIRE LOGO] are trademarks of Clarivate Analytics, and/or its affiliated company or companies, and used herein by permission and/or license.