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ボアホールテレビジョン装置によるDH-2号孔の岩盤割れ目の特性調査(深度170m$$sim$$500m区間)

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牛渡 聡*; 佐藤 伸哉*

not registered; Sato, Shinya*

本業務は、動力炉・核燃料開発事業団が実施している「深部地下水の流動に関する研究」の一環として、深部花崗岩に関する岩盤割れ目等の水理地質学的データの取得・整理解析を目的にして、ボアホールテレビジョン装置による孔内壁面観察を実施したものである。観察作業は岐阜県瑞浪市明世町に位置するDH-2号孔を対象に実施し、取得された割れ目データなどの取得、整理・解析作業を行い、岩盤中に発達する割れ目の分布特性、方向性等について検討を加えた。この結果以下のことが判明した。1)不連続面の密度不連続面は明瞭割れ目、ヘアークラック、鉱物脈からなり、開口割れ目や破砕帯はほとんど見られなかった。孔壁観察を実施した区間の全不連続面の密度は、全体では3.94本/mであった。割れ目などの少ない塊状岩盤からなる。2)不連続面の走向傾斜不連続面の卓越する走向傾斜は、ヘアークラックではN33W51NE、割れ目や鉱物脈などのその他の不連続面ではN41$$sim$$47W50NEであった。両者の値はよく似ており、観察区間の不連続面の方向は極めて集中性が高い。3)遭遇率の補正データの散布状況から判断して、ボーリングの方向に対して走向は90$$^{circ}$$ごと、傾斜は30$$^{circ}$$ごとに区分して組み合わせて系統区分を行った。この結果、全区間では9領域に区分された。補正率は低角度領域では1.06、中角度領域では1.29$$sim$$1.59、高角度領域では2.46$$sim$$5.76であった。

no abstracts in English

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