検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年

北延NATM坑道における緩み領域の透水試験

None

松岡 永憲*

not registered

東濃鉱山北延NATM坑道では、機械掘削による坑道掘削影響試験が実施されている。この試験の一環として、坑道掘削により生じる掘削影響領域内の岩盤の水理学的特性の変化を把握するために、動力炉・核燃料開発事業団東濃地科学センターで開発された水理学的緩み領域計測装置を用いて、透水試験を実施した。今回透水試験を行った試錐孔はMH-1、2、3号孔であり、平成5年度に坑道掘削前の調査として同じ試験区間で透水試験が実施されている。試験結果として、間隙水圧は-0.037kgf/cm2$$sim$$0.039kgf/cm2であり、坑道掘削後に大きく低下した。透水係数は、泥岩部で2.2$$sim$$9.1$$times$$10-11cm/s、礫岩部で2.8$$times$$10-9$$sim$$2.4$$times$$10-7cm/sであり、泥岩部の値が計測器の下限値(1.0$$times$$10-9cm/s)を下回っており、礫岩部では大きな変化が認められなかった。礫岩部の透水係数及び泥岩部の参考値の透水係数も併せて評価すると、坑道掘削前後の透水係数に大きな変化はみられなかった。

None

Access

:

- Accesses

InCites™

:

Altmetrics

:

[CLARIVATE ANALYTICS], [WEB OF SCIENCE], [HIGHLY CITED PAPER & CUP LOGO] and [HOT PAPER & FIRE LOGO] are trademarks of Clarivate Analytics, and/or its affiliated company or companies, and used herein by permission and/or license.