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マルチオフセットハイドロフォンVSP調査法の亀裂性岩盤への適用試験(その1)

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伊藤 久男*; 大湊 隆雄*; 木口 努*; 桑原 保人*; 青木 和弘 ; 長谷川 健; 藪内 聡

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正馬様洞に掘削されている試錐孔(AN-1号孔)を用いて、マルチオフセットハイドロフォンVSP調査法の適用試験を実施した。本実験の目的は、チューブ波の発生の確認およびチューブ波の発生深度と亀裂に関する既存情報を対比することにより、マルチオフセットハイドロフォンVSP調査法の透水性亀裂の検出法としての適用性を検討することにある。試験の結果、深度20mから409mの区間で23のチューブ波の発生が確認された。大部分のチューブ波は、物理検層結果が異常を示す深度や、水理試験によって比較的高い透水係数が得られている深度から発生しており、これらのチューブ波は透水性亀裂から発生したものであると考えられた。また、いくつかのチューブ波はある1つの深度から発生しているのではなく、2つの発生深度に挟まれた区間全体からチューブ波が発生しているように見られるデータが取得された。これはハイドロフォンVSP調査で、割れ目帯全体の透水性を推定できる可能性があることを示しており、今後の検討が必要である。なお、本報告書は検出されたチューブ波の発生深度を中心にまとめたものであり、チューブ波を発生させた亀裂の透水性の解析等の結果については、「その2」として報告書をまとめる予定である。

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