検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年

地質環境データ解析・可視化システムにおける地下水流動解析コードの高度化

None

池田 孝夫*; 吉田 英爾*

Ikeda, Takao*; Yoshida, Hideji*

地質環境データ解析・可視化システム(GEOMASS)は、ボーリングをはじめとする多種多様なデータにもとづき地質構造を解析・モデル化し,その結果を3次元的に可視化するとともに、更に水理学的な情報を付加して地下水流動解析に至る作業を包括的に支援するソフトウエアパッケージであり、平成9年度の開発以降、東濃地科学センター周辺の地質構造/水理地質構造理解のための諸研究、ならびに瑞浪市い計画されている超深地層研究所計画に関連したモデル構築において多くの成果を収めている。本システムを構成する主要なソフトウエアのうち地下水流動解析コードにおいては、解析対象を多孔質媒体と亀裂性媒体の両者の特徴を兼ね備えたハイブリットとして評価することが可能であり、昨年度の作業で評価対象を飽和地下水流動解析から不飽和地下水流動解析へと拡張するとともに、立杭掘削影響解析を行うための内部境界条件設定機能を追加し、超深地層研究所計画への対応が図られた。一方、超深地層研究所計画用地及びその周辺における地質調査やモデル構築に伴う理解の増進によって、この地域の地下水流動を評価する上で重要と考えられる水理学的な特徴が把握されてきたこと、コードの使用を通じて幾つかの機能の必要性が指摘されたことに対応して、引き続き解析コードを高度化する必要性が認識された。そこで、本年度の作業では、以下の事項を中心にコードを高度化し、超深地層研究所計画に関連したモデル構築/地下水流動解析への本システムの適用性を高めた。・透水異方性を考慮するための機能の導入・亀裂分布推定機能の追加・亀裂情報の出力機能の導入・亀裂交差部の透水性設定機能の追加・不均質透水係数場の設定機能の追加 また、これらの機能を確認するための試解析として、個別の機能を確認するための比較的簡単な解析と、超深地層研究所計画用地を中心とした場(サイトスケール:約4km$$times$$6km)を対象に、追加された機能を総合的に取り入れた飽和定常地下水流動解析を行い、解析コードの適用性を確認するとともに、サイトスケールの定常地下水流動解析として一つのモデル計算を提供した。加えて、揚水試験の模擬解析について幾つかの試解析を行い、解析の方向性を提示した。さらに、本システム利用のサポートとして、東濃地科学センターにおける2回の実地支援とインターネットを主体としたリモート支援を行った。この中で、

no abstracts in English

Access

:

- Accesses

InCites™

:

Altmetrics

:

[CLARIVATE ANALYTICS], [WEB OF SCIENCE], [HIGHLY CITED PAPER & CUP LOGO] and [HOT PAPER & FIRE LOGO] are trademarks of Clarivate Analytics, and/or its affiliated company or companies, and used herein by permission and/or license.