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環境試料中の放射性ジルコニウム・ニオブの分析

Determination of $$^{95}$$Zr-$$^{95}$$Nb in environmental samples

渡辺 昌介*; 西谷 隆夫*; 河野 信昭*; 宮原 顕治

not registered; not registered; not registered; Miyahara, Kenji

各種環境試料(海水,海底土,魚網,海産生物,雨水)中のSUP95/Zr-SUP95/Nbの分析方法について検討し,比較的多量の試料を用いて簡易迅速に定量する方法を確立した。この分析方法を用いて各種試料の実分析を実施し結果を得た。海水,海底土,魚網の分析方法は,まず前処理として水酸化共沈分離(海水),ばい焼-塩酸・フッ酸浸出-鉄除去(海底土),ばい焼-燃焼-海底土と同様に処理(魚網)などの前処理を試料により適宜行った後,塩酸溶液からTBP抽出,希塩酸による逆抽,マンデル酸を加えてマンデル酸塩として沈殿させ,ろ過乾燥し低バックグランドベータ線放射能測定装置により測定する。雨水試料は,坦体共存中で水酸化物として共沈させ,この沈殿をろ過塩酸で溶解後NaI 検出器を付けた多重波高分析装置で測定する。本法の分離操作を行えば,試料中に共存するFe,SUP125/Sb,SUPnat/U,を完全に除去し,さらにSUP106/Ru,SUP144/Ce,SUP137/Cs,SUP90/Sr,SUP152/Euなども妨害しないことを確認した。全操作を通じてSUP95/Zr-SUP95/Nbの収率は海水,海底土については50$$sim$$80%,魚網,海産生物,雨水では75$$sim$$95%であった。また,本文の付録として,これまでの検討結果をもとに標準作業法(案)をまとめてみた。

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