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グローブボックス用パネルおよびパッキング材

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岡 紘一郎*; 向井 克彦*; 市原 信行*; 権田 浩三

not registered; not registered; not registered; Gonda, Kozo

使用済燃料の再処理試験のように,内部で酸,アルカリおよび有機溶媒を取り扱うグローブボックスではPMMA(アクリル板)製パネルとそれをグローブボックスに取り付けるためのパッキングが除々に損傷を受ける。そのため,パネルでは表面が白濁したりクレージング(細かい亀裂)を起こして透明性が低下する。パッキングでは表面が劣化したり膨潤を起こす。グローブボックス,とくに内部でプルトニウムのような放射性の物質あるいは毒性の強い物質を取り扱うものでは,パネルやパッキングが使用中に損傷しても,それらを簡単に交換することはできない。それ故に,グローブボックスのパネルとパッキングについては,これまで以上に材料の選択を適切に行わなければならない。本報告では,パネルとしてCSR(Coating for Scratching Resistance)加工PMMA板の適用性を検討した。パッキング材としてはウレタンゴム,アクリロニトリルブタジエンゴム,エピクロロヒドリンゴム,フッ素ゴム,クロロスルホン化ポリエチレンゴム,ハロゲン化ブチルゴム,シリコーンゴム,多硫化ゴム,クロロプレンゴムなどの耐薬品性の相互比較を行った。その結果,CSR加工PMMA板は現用の未加工PMMA板に比べて耐薬品性が著しく向上したうえ,表面強度もガラスの水準近くまで向上し,グローブボックス用パネルとして適することがわかった。パッキング材としてはエピクロロヒドリンゴムに属するセグロン2000が現用のクロロプレンゴムに比べて耐薬品性が優れ,グローブボックス用パッキング材としての適性か認められた。

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