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固体飛跡検出器による中性子線量測定法の開発 速中性子個人被曝モニタリングへ利用するための調査及び特性確認試験

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大和 愛司*; 小泉 勝三; 宮部 賢次郎*

not registered; Koizumi, Katsuzo; not registered

固体飛跡検出器による中性子被曝線量測定について,特にプルトニウム燃料製造施設における速中性子個人モニタリングへ利用する観点から調査ならびに実験を行った。文献調査の結果では,固体飛跡検出器は中性子エネルギーが500keV$$sim$$2MeVの範囲でエネルギー依存性は約30%と平坦で,潜像退行特性,検出限界などについて優れた性能をもっていることがわかった。 そこで,固体飛跡検出器の化学エッチングおよびエッチピットの自動計数に必要な設備・装置の仕様を検討するとともに,国産の検出器を用いて,その特性試験を行った。その結果,以下の点が明らかとなった。 1)プルトニウムが放出する速中性子について,中性子線量とエッチピット密度の校正定数を明らかにした。 2)潜像退行特性は常温において70日間で全く認められなかった。 3)固体飛跡検出器の方向依存性を明らかにした。 4)感度のばらつきは,速中性子50mrem照射に対し15%であった。 5)速中性子に対する検出限界は,13mremであった。 以上の試験から固体飛跡検出器は,迅中性子個人モニタリング用検出器として充分実用性のあることが確認された。

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